先日、嫁さんのお父さんの還暦祝いに行ってきました。
お義父さんには、本当にかわいがってもらってます。
はじめてお義父さんにお会いしたのは、まだ嫁さんと付き合っている25歳の頃。
「田舎に遊びにおいで」と誘ってもらったのはうれしかったのですが
瓦職人で昔はパンチパーマをかけてたと嫁さんから聞いてたもので
「頑固でこわいお義父さんだろうなぁ~」とビビリながら家に行きました。
玄関に入ると僕の予想と裏腹に、万遍の笑みで「よう来たなぁ~、さあ上がって上がって!」と出迎えて下さるお義父さんがいました。
お昼にもかかわらず、すき焼きの用意があり、お義父さん直々にすき焼きを作って下さいました。
ビールもしこたま頂いたのを覚えています。
結婚式の一ヶ月ほど前には
「男は涙を見せるものじゃない、結婚式で泣いてる男はあかん!!」
そう言ってたお義父さんが、僕達の結婚式で泣いて下さいました。
余談ではありますが、『風の谷のナウシカ』を何回観ても泣くそうです(笑)
結婚してからは、「りゅうちゃんにゴルフを教えてやる。」と田舎に帰るたびに打ちっぱなしに連れて行って下さいましたが、スライスばかり打つ僕に見切りをつけられたようで、4度目のお誘いはございません(笑)
還暦祝いの席で、孫5人もいて幸せそうなお義父さん。
「りゅうちゃん、わし思うんやけど、自分が幸せになろうと思ってもなれへんねんなぁ~。人に幸せになってもらおうと思わんとあかんねん…。」
お義父さんの60年の人生の重みと人の良さを、垣間見た素敵な還暦祝いでした。