☆ピースオブヘアー 赤松隆滋のブログ☆

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☆最後の訪問カット☆

範彦のおばあちゃんがお亡くなりになられました。

営業中、目に涙いっぱい浮かべて
「赤松さん、この後 帰ってもいいですか…」
ふりしぼる様な声で言って来た範彦を見て、おばあちゃんが亡くなられたことを悟りました。

その日の仕事の段取りは、何とでも出来たので、すぐに範彦を病院に行かせてあげれたのですが、次の日の段取りがどうにもならない…

人一倍 おばあちゃんが大好きだった範彦の精神状態を考えると、正直、仕事を休ませてやりたかったのですが…

次の日、範彦は 昼過ぎまで仕事に来てくれました。
気が張っていたのか、自分の気持ちをコントロールしていたのか、範彦は いつも通りの明るい接客で、確実な仕事をしてくれました。

仕事を早めに切り上げ、スタッフルームで礼服に着替えた範彦。
早くおばあちゃんの所へ行きたいはずなのに、ハサミをモソモソ触り始めます…。

「何してんねん、早よ行けよ!」
僕の言葉に対して、数秒の何とも言えない間合い…
次の瞬間、範彦は目に涙いっぱい浮かべて 、言葉にならない言葉で言いました。

「ばあちゃんを…」

範彦は、おばあちゃんをカットしようとハサミの準備をしていたのです。

大好きなおばあちゃんへの最後の訪問カット…

結局、範彦がおばあちゃんの所へ着いた時には、お通夜の準備が出来ていて、おばあちゃんは すでに納棺されていたので、カットは残念ながら出来なかったそうです。

範彦は、自分が愛用しているコームで おばあちゃんの髪をとかし、そのコームを棺に入れました。

きっと、おばあちゃんには範彦の優しい気持ちが伝わっていることでしょう。

今、おばあちゃんっ子の範彦にとっては、耐えられないほどの悲しみに襲われていることだと思います。

「おばあちゃんに喜んでもらいたい」と言って訪問カットまで立ち上げた おばあちゃんが大好きな範彦。

訪問カットピースは、有難いことに口コミで広がり、訪問依頼が増えて来ています。

今は、お年寄りだけでなく、障害者やひきこもりの方の訪問依頼も増えました。
これからも、需要は増えて来ると思います。

実際、範彦は平日の午前中、訪問に出て 店にいないことが多くなっています。

もう少し事業を拡大して、スタッフの雇用環境が整備出来たら、訪問カットピースの代表を範彦に譲りたいと思います。

範彦とおばあちゃんがいたからこそ、始まった訪問カットだから。

そして、10年後 20年後と範彦とおばあちゃんの話が出来るように、訪問カットピースを存続させたいです。

おばあちゃんのご冥福を心よりお祈り致します。
  1. 2011/08/18(木) 21:57:06|
  2. まじめな話☆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

コメント

ちょうどのり君が京都駅の公益社はいるとこ見てたんやわ、で、あれっのりやんて思ってました。
そーやったんやな、ご冥福をお祈りいたします。

  1. 2011/08/19(金) 10:23:07 |
  2. URL |
  3. 寺兄 #-
  4. [ 編集]

寺兄やん

ご心配おかけしました。
おかげさまで、範彦は元気に頑張ってくれています。
彼は、思っていたより大人でした。
社会人として、責任感のあるしっかりした男です。

ありがとうございました。
  1. 2011/08/21(日) 09:07:51 |
  2. URL |
  3. ぴーす☆ #TAtlYUkY
  4. [ 編集]

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  1. 2015/12/04(金) 21:24:33 |
  2. |
  3. #
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