
どんなにカット技術が上手くたって
どんなに素晴らしい接客が出来ていたって
カットをさせてもらえないこともあります。
技術も接客も、まだまだ未熟な僕ですが…
でも、どうしてもカットしたい子供がいます。
発達障害児のかず君です。
かず君の前回の記事
→http://peaceofhair.blog52.fc2.com/blog-entry-813.html
昨日は、かず君の小学校に行ってきました。
育成教室の授業を参観させてもらい、放課後、担任の先生からいろいろアドバイスを頂きました。
先生のアドバイスを参考に、かず君のパパ、ママと今後のカットの方針を決めて、前に進んで行きたいと思います。
もちろん、道草もしながら…
最近、この道草が「スマイルカット」なのかなぁって思います。
自閉症や多動症の発達障害の子供達は、歯医者や美容室に行けない子供も多くいます。
発達障害と言っても、人それぞれ特徴は違いますが、「音」に敏感な子供も多いからです。
ドライヤーの音でも、僕らが感じている「音」よりもずっと恐怖に感じているのかもしれません。
大人の僕達でも、歯医者さんの治療の「音」は怖いですよね。
この子達には、この「音」がどのように聞こえているのでしょうか?
虫歯治療も全身麻酔をして治療をすることもあるそうですから、深刻な悩みです。
自分は何が出来るのかな? と時々考えます。
お店に来て下さるお客様を、キレイにするのは もちろんのこと。
お店に来たくても来れないお客様を、キレイにすることも立派な仕事。
かず君のように、髪を触られることに恐怖感を持っている子供達に
「カットしたら気持ちいいな!」って感じてもらうことも、僕らの仕事じゃないかなって思うんです。
儲かる仕事ではありません。
でも、いくらお金を払っても学ぶことの出来ない、人としての大切な「こころ」をたくさんもらえます。
今、僕が、スマイルカットを担当している子供達は、みんな、すっごくかわいくて愛くるしいです。
「この子らを世の光に ではなく、この子らが世の光 なんだ!」
以前友達から教わった言葉
「スマイルカット」は、このイズムを大切にこれからも進めていきたいです。
スマイルカットのホームページ
http://peace-visit.chu.jp/smile/