
昨日の営業終了後、スマイルカットで担当している かず君のパパを自宅でカットしました。
かず君パパは、普段はお店でカットされています。
なぜ、今回、お店に行かずに家でカットしたのかと言いますと…
『かず君にカットしている所を見せるため!』
もう、このブログにも何度か かず君のことを書いていますが
いまだに、かず君のカットが出来ていません。
彼の髪を触ろうとしたら、すごく怒ります。
髪を切ろうものなら、パニックを起こします。
かず君の担任の先生からのアドバイスもあり
「身近な人がカットされている所を見せよう!」と先週ご両親と方向性を決めたのです。
カット中、かず君パパが
「かずちゃん、カット気持ちいいよ~」と
何度もかず君に語りかけていたのが印象的でした。
そう、昨晩の僕らの行動は、かず君のためだけの“ヘアーショー”をしたのです。
最初、ちょっぴりパニックを起こし、廊下の方まで逃げていたかず君も
少しずつ近づいてパパがカットされている所を観察していました。
半径2メートルくらいまでしか近づけなかったけど
僕も、ご両親も、かず君がどのような反応を示すのかわからなかった中では
まずまずの反応だったと思うし、彼にとっても良い刺激になったと思っています。
カットしているところに興味はあるみたいだし
あとは、彼の持っている恐怖心を僕達まわりの大人たちが、どう取り除いてあげれるかが課題ですね。
こうして、課題が見えたと言うことは、ゴールのイメージも出来ると言うこと。
かず君のカット出来る日も近いな…
たぶん…
がんばろ。。。
このブログを読みながら疑問に思われた同業者さんもおられると思います。
“理容師法・美容師法”という法律に抵触する可能性があるからです。
僕も、訪問カット事業を運営している人間としてもちろん法律は理解しております。
僕らの仕事は、保健所管轄のもと
原則、保健所に登録しているサロン以外ではハサミを握ってはいけません。
訪問(出張)が認められるのは…
◎高齢や病気のために美容室に行けない方へのカット
◎高齢者施設や障害者施設、児童擁護施設等でのカット
◎婚礼や演芸、ヘアーショーでのカット
◎被災地でのカット
◎その他知事が特に必要と認める場合
この法律に当てはまらないけど、訪問カットが必要な人は多々います。
スマイルカットを始めて、法律の壁は常に感じております。
今回は、『ヘアーショー』です。
ちょっと強引なこじつけに聞こえるかもしれません。
本当は、ブログで発表などしなかったら良いのかもしれませんが
それでは、『スマイルカット』の看板を背負っている意味がありません。
僕は、スマイルカットを全国に広めたいから、自分の行動をレポートしていきます。
今後、法律だって変わっていかないといけません。
僕らも歩み寄らないといけません。
「誰か知事に会わせてくれへんかな」
いつもつぶやいていますが、まったくお会いできません。
難しい問題は、まだまだ続きますが
目的がハッキリしている以上、辞める理由はございません。
我武者羅に突き進むのみです。