昨日は、営業終了後に訪問カットの依頼を受け大阪へ。
みなさんご存知かもしれませんが、訪問カットは原則、「高齢や障がい、病気や怪我」などの理美容室に行けない理由のある方へのサービスになります。
今回、依頼を下さった方は「パニック障害」とのこと。
実際お会いしたら、オシャレ好きな青年なんです。
僕はパニック障害のことをくわしく知らないので、カットしながらいろいろ聞きました。
パニック障害も症状は人それぞれでしょうが、彼の場合、外出したり電車に乗ったりは大丈夫なんですね。
でも、美容室や歯医者さんはまったくダメだそうです。
なぜ、美容室がダメなのか…
まず、みんなからの視線。
これはなんとなく、わかる気がします。
もうひとつの理由に、僕は驚きました。
それは…
手荷物のお預かり。
僕の店でも当たり前のように、お客様がご来店されたらコートやカバンをお預かりしています。
パニック障害の彼は、いつパニック状態になるかわからない不安があるのです。
だから外出の際は、薬と飲み物を常に携帯しているそうです。
美容室では、入店してすぐに手荷物を預けさせられ
丸腰状態でセット面に座らされ、スタッフからの目線を感じている。
薬や水、心を落ち着かせるためのタバコ…
「僕はパニック障害だから、薬と水とタバコを持って行ってもいいですか?」
初めて行くお店で説明できるわけがない。
僕もまだまだ知らないことが多いです。
ただ、今、理解していることは、美容室に行きたくても行けない若者も多いということ。
オシャレが好きなのにお店に行けない。
切りたいのに、切りに行けないのです。
彼が言ってた言葉…
「訪問カットってお年寄りをカットしているイメージが強いので、若者のスタイルをしっかりカットしてくれるお店を探すのに苦労しました…」
たしかに、高齢者をメインに訪問カットをしている業者さんで、若者のスタイルが造れるスタッフさんがどれだけいるのかは疑問です。
お年寄りに喜んで頂ける訪問カット。
若者のニーズに応えられる訪問カット。
障がいを理解している訪問カット。
どれも大切なカットなのです。
訪問カット分野も適材適所、お客様のニーズに合った仕事と知識の習得を心掛けるべきですね。
今年は、依頼があれば講義にも力を入れていきたいと思っています。
スマイルカットなどの活動に、興味を持たれた方
福祉関係や大学・専門学校での授業
同業、異業種問わず、時間が許す限りプロジェクター持参で出張します。
よかったら、ご依頼ください。
【2013年予定】
<講習>
6/18(火)
スマイルカット講習会(東京)
※詳細は後日発表します
<ママにもできる!チャイルドカット>
4/15(月)
京都市藤森竹田児童館(伏見区)10:30~
075-642-4774
5/27(月)
京都市向島南児童館(伏見区)10:00~
075-644-5510
<スマイルカット教室>
3/18(月)
うずらの里児童館(伏見区)18:30~
※見学希望の方は事前に連絡を下さい
4/15(月)
京都市呉竹総合支援学校(伏見区)14:00~
※在校生・卒業生・その兄弟のみの受付になります
ご要望、ご相談は、講習依頼は…
ピースオブヘアー 赤松まで
(075-642-2115)