
今日は、しゅうちゃんの話。
もうこれで4回目のカットかな。
僕が、子どものカットに応用行動分析(ABA)を積極的に取り入れだしたのは、たぶんしゅうちゃんを担当してからです。
ちょうどその頃、カットを完全に拒否する子ども達に悩んでいた僕は、佐久間徹氏や奥田健次氏の著書を読み、いろいろアプローチの引出しを増やそうともがいていました。

しゅうちゃん家に初めて行ったとき、オリジナルの絵カードがいっぱいありました。
本棚には、自閉症の本や絵カードの本などがたくさん並んでおり、ご両親がかなり勉強されているのがわかりました。
上の写真のように、「じゃがりこ」好きなしゅうちゃん。
もちろん、好子(目標達成のご褒美)は、じゃがりこで決まり!!
少しずつですが、カット出来てきたしゅうちゃん。
僕も、少し天狗になっていたな…。
前回のカットの時、NPOそらの代表の地主君が見学に来て下さることに。
僕は、じゃがりこ片手にしゅうちゃん家へ。
正直、地主君に感心してもらえる自信があった。
でもこの日、環境の少しの変化もあり、しゅうちゃんも不安定とのこと。
それでも、じゃがりこを好子にゴールをイメージさそうと、僕は必死。
動き回るしゅうちゃん。
「じゃがりこ、じゃがりこ」と必死な僕。
結果、実に不細工な仕事をしていました。
僕とは対象に、その時の地主君のスキンシップ法、声のかけ方、全ての動作は優しさであふれていました。
僕は数日後、地主君にメールで質問しました。
地主君は、多忙にも関わらず、長文でたくさんの意見を言ってくださいました。
その中で、ハッと気づきを頂いた言葉。
『じゃがりこはイスに着席することへの好子にはなっているような気もするけれど、「イスから離席する」「カットする人の手をはらいのける」ことに対しては、力を発揮してない気がする』
そう、僕は「とりあえずイスに座らすこと」しか考えてない行動をしていました。
だからしゅうちゃんは、僕が「じゃがりこ」と声に出したから反応しただけで、「カットするぞ」まで伝わってなかったのです。
僕は、いろいろ考えました。
他の子どもを担当したときも、いつもより子どもの反応に注意するようになりました。
そこで、ぼんやりしていたモノにピントが合ってきました。
「なるほど…」
そして、今回のしゅうちゃんのカット。
少し話が長くなるので、次回につづく。
〈ピースマンショー〉
12/7(土)
京都アートプロジェクト
ゼスト御池でオープニングイベントで登場!
【2014年】
4/1(火)
鹿児島にピースマン上陸予定
〈講演・講習〉
12/19(木)
京田辺社会福祉協議会
※相談委員と社協職員のみの参加になります
【2014年】
1/22(水)
滋賀短期大学
「児童家庭福祉」の講義
6月【北海道】
詳細未定
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<ママにもできる!チャイルドカット>
【2014年】
1/20(月)
桂坂児童館(西京区)10:30~
075-333-6760
2/24(月)
格致つどいの広場(下京区)10:15~
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3/3(月)
京都市安井児童館(右京区)11:00~
075-822-2812
<スマイルカット教室>
【2014年】
1/20(月)
京都市呉竹総合支援学校(伏見区)14:30~
※在校生・卒業生・その兄弟のみの受付になります
1/20(月)
うずらの里児童館(伏見区)18:30~
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